松田.log

「Web・広告業界を盛り上げる!」をテーマに赤坂で働いています。

【転職コンサルタントが直伝!選考のワンポイント 面接vol.9】

こんにちは。
今回は転職の面接の際の『希望年収の伝え方』についてお話しします。

中途採用における面接の大まかな流れは、
下記のようになっています。
・自己紹介
・経歴の説明
・経歴などに関しての質疑応答
・企業への質問とその回答
・入社可能日など希望条件の質問

候補者側からの希望は最後の最後。
そこで伝えた内容によって、面接の印象が大きく変わってしまうこともあります。

希望年収を伝える上で、
まずは「現状の年収をきちんと把握すること」が必要になります。

月給制、年俸制など企業の給与体系により月収は変わります。
賞与、毎月の固定額、残業代など内訳をきちんと把握する必要があります。
年間でこれぐらいもらいたいのか、それとも月でいくらぐらい必要なのか、
しっかりと把握し、伝えることが大切です。

多くの面接では希望年収を質問する際、現在の年収もあわせて聞かれます。
採用する企業としては、現職の給与と自社の給与体系を加味し、
候補者を採用するかどうか、採用する際にいくらを提示するかを考えます。

後々計算してみたら、面接時に伝えた金額よりも、
実際の年収が高くなってしまった…なんてことがあった際、
最終的な条件交渉が難しくなることもあります。

現年収は面接に臨む前にしっかりと確認しましょう。

さて、いよいよ面接において希望年収を答える場面になりました。
その際に、むやみやたらに希望年収を高めに伝えるのはお勧めできません。

転職するからには絶対に年収を上げないと転職しない、という信念があるのであれば、
現収よりも高い希望を伝えることもありですが、
「もらえるなら多い方が良いから」「とりあえず高い方が良いと思ったから」などの理由は要注意です。

年収はあくまでも個人の成果や業績に連動します。
転職先の企業において成果を出していない状態で
高い要求を出すことは企業にとって印象が良くありません。
その要求に見合ったパフォーマンスが求められますし、
それが出来ると面接でアピールする必要があります。

年収目的で転職をしないのであれば、「現状維持」ないし、
「仕事内容によっては多少下がっても問題ない」と伝えた方が印象は良いです。
そして、「転職した際にはしっかりとパフォーマンスを出し、
年収を上げていきたい」と伝えれば入社意欲のアピールにもなるのでお勧めです。


企業によって年収に対しての考え方も違いますので一概には言えませんが、
多くの企業は前職を考慮し、年収を提示されます。
しかし、すべての企業がそうではないと知った上で、
面接に臨んだ方がうまくいくことが増えるのではないでしょうか。


是非ご参考にしていただけますと幸いです。

 


◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
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