松田.log

「Web・広告業界を盛り上げる!」をテーマに赤坂で働いています。

【よくある質問「勤務時間」について】

こんにちは。

転職のご相談をいただく方のお話しを伺う中で
ワークライフバランスを整えるために転職をしたい」という言葉をよく聞きます。
ご登録時のアンケートでも転職理由として、
スキルアップ」の次に「ワークライフバランスを整える」が選ばれるほど
働き方や働く時間を悩まれている方は非常に多いです。

以前のコラムでは休日休暇についてお話しさせていただきましたが、
今回は勤務時間について少し解説いたします。

労働基準法によると、
「1日8時間、1週間に40時間が原則の労働時間」
「8時間を超える勤務の場合は1時間の休憩を取ること」
「少なくとも週1回か、4週間を通じて4日以上の休暇」
が定められています。

もちろん上記は原則ですので、
実際は1日8時間以上労働する方が多いのが現状だと思います。
特にクリエイターの方々は、納品するまで業務が終わらないのであれば、
労働時間など関係ない働き方になってしまっているのではないでしょうか?

制作会社などクリエイターが多い企業様の場合、
裁量労働制フレックスタイム制を導入している企業も多いです。

裁量労働制
実際の労働時間ではなく、事前に決められた労働時間で働いたとみなし給与を支払う。
従業員が業務に対してどのような働き方をするか裁量を持ち働くことが出来ます。
デザイナーやプロデューサー、編集職など特定の職種は適応が認められています。

自分で時間をコントロールできれば非常に便利な制度である一方で、
業務の割り振りによりコントロールできないほどの業務量がある場合などはデメリットにもなります。
実際の労働時間が長くなってしまったとしても、所定時間分のみ給与の対象となるため、
時間外労働が認められない場合もあります。

フレックスタイム制
一般的な企業のように定時が定められておらず、従業員が始業・終業時間を決めることが出来ます。
一日単位の労働時間で見るのではなく、一週間単位や一カ月単位の総労働時間数で考えることが多いです。
コアタイム(必ず働かないといけない時間)が設定されている場合や、
完全フレックスでどの時間に働いても許されるなど企業によって違いがあります。

例えば通勤時間を調整すればラッシュを避けて出社することも可能ですし、
子育てや介護、自身の通院など出社前や早めに退勤することで叶えることが出来ます。
一方で、一般的な企業の多くは定時を取り入れており、フレックスを取り入れていない相手との
打合せの調整などはしにくいこともあります。また自由が多い分、自己管理が重要です。
責任をもって取り組まないと、トラブルにもなりかねません。


制度として社員が働きやすい勤務体系を考え、取り入れている企業は増えてきていますが、
必ずしもそれで労働時間に関する問題が解決できたかというとそうではないのも事実です。
制度だけでなく、そこで働く方々の仕事に対しての取り組み方や、
一人当たりに対しての業務量の適正化とそれに対するコストなど、
従業員単位、会社単位で改善していく必要があります。

労働時間や勤務体系の制度は一長一短ですので、正解はありません。
働き方の改善やワークライフバランスを整えるための転職をするには、
自分の労働観念に合う企業で働くことが一番の近道かもしれません。

納得のいく転職をするための参考にしていただけますと幸いです。

 

◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
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