【転職事例vol.12 実技選考でキャリアの弱みをカバーした転職事例】
こんにちは。
クリエイターの選考の場合、特にデザイナーが多いですが、
実技課題が行われることもございます。
内容は企業によってまちまちですが、
事前に課題が知らされて次回選考までに用意する場合や、
または当日課題が知らされて、その場で行うこともございます。
今回のケースは実技課題によって転職成功につながったケースになります。
求職者は20代後半の女性です。
クリエイティブ系の専門学校を卒業後、
アーティストのグッズ制作や冊子制作、Webサイト運営などを行う企業に入社され、
企画、デザイン、進行管理、時にはライターのような仕事まで行われてきました。
仕事のやりがいは感じつつも、携わる業界の偏り、
幅広い業務ゆえの専門性のない自分のキャリアに懸念を感じ、
転職活動を始められました。
いざ転職活動を始めてみると、やはり思うように書類が通過せず、
なかなか自分をアピールする機会がないまま、チャンスを逃してしまうことが多かったそうです。
弊社のコンサルタントから見ても、テイストが偏っている実績や、
凝ったデザインをやる機会がなく、本来のスキルがアピール出来ていないかもしれないと感じたようです。
書類の通過率を上げるため、
ポートフォリオに自主制作作品を追加していただき
企業との選考に備えました。
それでもスキルがアピールできない際は、
撮影まわりの経験や、キャスティング経験など、
デザイン以外のスキルをアピールし書類通過率を上げました。
その中でアパレル系に強いクリエイティブエージェンシーが、
彼女のデザイン以外のスキルに興味を持ち、面接の機会を調整することが出来ました。
しかし、ポジションはデザイナーとしての採用。
デザイン以外のスキルは魅力的でも、
デザイン力がなければ採用になることはありません。
そこで急遽、今進行中の案件を課題とし、彼女にお願いすることで、
スキルをチェックする機会を作ることになりました。
期間は2日間という短い納期での依頼でしたが、
本来のスキルのアピールだけでなく、
制作スピードもアピールすることが出来、
無事に内定、採用となりました。
今回の場合、実務中心のポートフォリオだけでなく自主作品を追加したこと、
また敢えて選考に課題を入れたことで、本来の魅力を伝えることが出来、
採用に繋げることが出来ました。
実技課題があると聞くと良いイメージがしないかもしれませんが、
起死回生のチャンスになる可能性もあるかもしれないですね。
是非ご参考にしてください。
◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
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