【転職事例vol.14 海外から日本への転職。常識の違いをカバーした事例】
こんにちは。
数多くの転職者様とお会いわせていただいておりますが、
海外の大学を卒業されたクリエイターも増えてきた印象があります。
海外大学で学ばれ、そのまま海外で就職され、
20代半ばごろ日本に帰国され、国内での就職を目指される方も少なくないのですが、
ご紹介の際にネックになることがいくつかございます。
まず、海外での雇用形態の問題です。
海外では大卒後インターンシップで働くことが一般的です。
正社員と変わらないような仕事をしていたとしても、
なかなか日本ではそれが伝わらないことが多いです。
クリエイターの場合、クリエイティブのテイストや、
仕事の流れが違うことが多く、自社の仕事とマッチするか、
懸念される企業様も多いです。
今回の求職者も20代後半にして、アメリカから日本へ帰国し、
就業を希望されたデザイナーでした。
アメリカの大学を卒業され、2社インターンシップをご経験され、
デザイナーとしての実務経験は1年お持ちでした。
ポートフォリオを見る限り、センスも抜群。
でも日本っぽくないテイストもあり、ややアーティスティックな印象がありました。
弊社から複数企業にご紹介させていただき、ご応募いただきましたが、
先に挙げた懸念の部分で書類NGになることも多くございました。
コンサルタントからも企業へプッシュしたものの苦戦を強いられました。
お人柄は非常に前向きで、かつ高校から単身で海外留学するバイタリティの持ち主、
かつ日本での就業意欲は高く、書類選考さえどうにかなれば、
転職先が見つかると強く感じておりました。
そこで「日本の商品のデザイン案を数点ポートフォリオにいれてはどうか?」と提案させていただきました。
その提案に彼女はすぐに対応をしてくれ、飲料のパッケージデザインや、
ポスターなど複数ご用意いただきました。
それ以降、書類選考に通過率もぐっと上がり、
彼女自身の魅力もあり、すぐに企業からも内定が出ました。
内定を出した企業は社員数10名未満のデザイン会社。
企画からデザインに携わり、クライアント折衝も自分で行うため、
彼女のようなバイタリティの高い方を求めていました。
またお客様の中には飲料系もあり、
パッケージやポスターなどを扱うこともあるということで、
彼女のポートフォリオが刺さったとのことでした。
国が違えば常識は大きく変わります。
その国の事情を知らなければ、その壁を超えるのは非常に難しいことです。
しかし同じ国内でも、会社が違えば常識が変わりますし、
その違いを相手を理解してもらうことは簡単ではないことです。
相手(選考企業)にとって、いかにわかりやすい情報を提供できるかが、
転職成功のカギになるのかもしれません。
是非ご参考にしてください。
◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
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