松田.log

「Web・広告業界を盛り上げる!」をテーマに赤坂で働いています。

【コラム:変化し続ける採用】


こんにちは。

前回のコラムでも変化する採用方法として、
企業と求職者の出会い方が変化していることをお伝えいたしました。

最近では面接にも変化が起こってきているようで、
特に新卒採用の現場では「変わった面接を行う企業」が毎年のように
Webサイトにまとめられるぐらいトレンドになってきているようです。


一般的な選考と言えば、
面接官と求職者の質疑応答を中心とした面接を想像されると思います。


最近増えている採用方法では、
企業と求職者が数名で集まり食事会・飲み会を実施し、
その立ち振る舞いなどで合否を決めていくケースがあります。
意図としては、面接では見えない求職者の『素』を見ることや、
社内のメンバーとのカルチャーマッチを図ることが目的だと考えられます。

求職者の『素』を見るということにおいては、
麻雀や人狼など候補者同士でゲームを行わせる採用もよくあるようです。
ゲームなので勝つことが採用に近づくかと思いきや、
目的は勝ち負けを見るのではなく、プレイスタイルやゲーム中の態度など通し、
その人の性格や人柄も見たいのではないかと思います。


このような採用方法が増えてきた要因としては、
お互いにとっての『納得感』を上げることが求められるようになってきたからではないでしょうか?

パターン化された面接ではその人の個性が見えにくくなります。
特に新卒面接においてはリクルートスーツに身を包み、テンプレ通りに自己紹介や自分の強みを話し、
嘘か本当かわからない面接のために盛られたエピソードトークを行うように訓練された学生が増え、
採用する側も判断することが難しくなり、納得して内定を出せなくなります。

またせっかく採用したと思っても
「やりたいことと違う」「社風が合わない」などの理由で早期退職をされるのであれば、
なおのこと、候補者の『素』が見える場を作り、そこで判断することを
企業が求めるようになるのは当然のことのように思えます。


中途採用の現場においては、そこまでテンプレート通りの回答が通用するわけではないので、
飲み会面接やゲーム面接などを大々的に行う企業は少ないですが、
候補者の本質を見たい、自社とのカルチャーマッチを図りたいと思っている企業様は少なくないはずです。

今後は中途採用の現場においても、
「ちょっと変わった面接」を行う企業も増えてくるかもしれません。

私個人、面接は一方的に判断をする・される場ではなく、
相互にとっての理解を深めるための時間だと思っているので、
面接対策の際もそのように話すようにしています。

企業にとっても、候補者にとっても、面接には時間や労力がかかっています。
限られた時間の中でいかにお互いのことを理解し、納得をして採用・入社される必要があるのに、
『判断されるための面接』をしに行く気持ちで臨んでしまっていては、
せっかくの時間や機会が無駄になってしまいます。

面接に対しての心構えや考え方が変わってくれば、
そもそも「変わった面接」などしなくとも納得のいく採用が増えそうですね。

是非ご参考にしてください。

 

◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
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