松田.log

「Web・広告業界を盛り上げる!」をテーマに赤坂で働いています。

【転職コンサルタントが直伝!選考のワンポイント 面接vol.10】

こんにちは。
今回は転職の面接の際の『入社時期の伝え方』についてお話しします。

そんなに重要視せずに希望の時期を答えているかもしれませんが、
時期によっては入社時期のタイミングが合わずお見送りになる可能性も無きにしも非ず。
入社時期を伝えるのも、意外と注意が必要です。

新卒時の4月一斉入社と違い、中途採用の場合は企業と求職者双方の調整が必要です。
離職中ですぐにでも入社が出来る場合は、さほど調整が必要なこともないかと思いますが、
必ずしも退職してから転職活動を始められる方ばかりというわけではありません。
実際に、弊社へご相談にいらっしゃる転職希望者の
約6割が在職中に転職活動を始められるというデータが出ております。

実際にいつ辞められるのか、具体的な退職日は決まっていなくても、
引継ぎ期間や退職交渉期間を想定し、どれぐらいを目途に入社できるかは答えた方が良いです。

退職の旨を伝えてから、実際に退職できるまでの期間は企業によって異なります。
就業規則に退職についての記載がされていますので、転職を始めたときは確認してみましょう。

一般的には、退職するまで1〜2か月程度かかります。
まだ退職することも会社に伝えていない方が面接時に答える際は
「○か月前には退職の旨を伝えないといいけないので、最短で〇月ごろ入社できます」
「○月中に採用のご連絡をいただければ、引継ぎ期間を考えても○月ごろには入社できます」
などと分かる範囲で具体的に伝えると良いでしょう。

企業側も在職中の方がすぐに退職できないことは理解しています。
内定を出しても入社まで1〜2か月かかることは想定していますので、
期間が理解の範囲内であればここで印象が悪くなることはありません。

ですが、どんなにまっとうな理由であれ、
入社時期が後ろにずれていくと企業側の採用意向も下がるので注意が必要です。

例えば、引継ぎに最低3ヶ月かかる、
今とりかかっているプロジェクトが終わるまであと数か月かかる、など。
その方の仕事に対する責任感や任されてきた役割の大きさはアピールできるかもしれないですが、
採用企業側としては「同じスキルを持った方がもっと早く入社できるのであれば、
わざわざ待たなくても別の方を採用しよう…」という考えを持ってもおかしくありません。

たとえば条件面談などのシチュエーションで入社まで3カ月以上かかることを伝えたとして、
採用企業側に仮に待つ気持ちがあったとしても、長くなれば長くなるほど、
「本当は退職したくないのではないか?」「入社意向が低いのではないか?」
「本当はまだ転職活動を続けたいのではないか?」などあらぬ心配をしてしまうものです。

そうゆうことを防ぐためにも、転職すると決めた以上は
次の会社には早く移りたいという意思は伝えるべきですし、
在職中の企業でも早く退職できるように動いた方が良いでしょう。

ある意味、入社可能時期の回答ひとつで、
転職意欲がジャッジされたり、採用確度にも影響してくるかもしれないと思うと、
しっかりと考えて回答しないといけないですね。

是非ご参考にしていただけますと幸いです。

 


◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
HP: http://www.tym-co.net/index.html
転職相談申込ページ:http://www.tym-co.net/lp/