松田.log

「Web・広告業界を盛り上げる!」をテーマに赤坂で働いています。

【転職事例vol.17 スピード内定は出たものの、待ち受けた次の壁とは?】

こんにちは。

「嫁ブロック」という言葉はご存じでいらっしゃいますか?
転職を話題にしたサイトやコラムなどで、最近語られるようになったこの言葉。
「転職を決めたはいいものの、配偶者に受け入れてもらえず泣く泣く内定を辞退した」といえば、
なんとなく身近に感じる方も増えてくるのではないでしょうか?

確かに転職をすると生活が変わる可能性があります。
自分だけの変化であれば問題なくても、配偶者にも関わるかもしれないとなると
事はどんどん大きくなっていくものです。

今回の転職ストーリーでご紹介するのは既婚の男性。
転職に対して反対の意思を示していた奥様を説得し、転職をされた方の話です。

求職者は30代の男性です。東京の大学を卒業後、東京で就職をし、
結婚を機に奥様のご実家がある福岡へ転職をされました。
システムエンジニアとして現在の会社に7年勤務しましたが、
業績の悪化による給与の伸び悩みを不満に思い転職を考えられました。

弊社にご相談にいらっしゃったタイミングに、
ちょうどとある企業様から彼のキャリアにぴったりの案件をいただいたこともあり、
なんとご紹介~面接~内定まで1週間もかからないスピードで話が進みました。

普通であればこの話はここで終わるのですが、
彼の場合は内定から入社受諾までに時間を要することとなります。

彼自身は内定が出たこの会社に行きたいと思い、
家に帰ってから相談をしてみたところ、奥様はなかなか首を縦にはふらず。
やはり一緒に生活をする者として、次の転職先の待遇や
勤務状況、年収面など気になる部分が非常に多かったようです。

通常、私たちはエージェントとして『企業』と『求職者様』の間を取り持つのですが、
今回は私たちと企業側がタッグを組み、『求職者様』と『奥様』の間を取り持つことになりました。

求職者様には条件面談に来ていただき年収や待遇などを提示、
それを持ち帰り、条件に対して出てきた質問をヒアリングし、
再度面談を行うようセッティングさせていただきました。

書面に記載されていることをただ伝えるのではなく、
待遇面において前の企業よりも優れている点、
年収は下がったように見えても実は月収は変わらない点など、
より具体的にイメージしやすい情報でお伝えいただくように、
求職者様にアドバイスをし、説得していただくことにしました。

結果的には奥様の不安も払しょくすることが出来たことで、
無事に入社受諾となり、企業・求職者様・奥様の三者にとって
納得のいく転職となりました。

配偶者の転職を止めたくなるのは、
心配する気持ちがあってこそだと理解しています。
その心配する気持ちを真摯に受け止め、
ご納得いただけるように説得することが出来れば、
自分の転職を応援してくれる心強い存在になることも事実。


是非ご参考にしてください。

 

◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久
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