松田.log

「Web・広告業界を盛り上げる!」をテーマに赤坂で働いています。

転職事例vol.22 自分の取り巻く環境と転職希望条件の変化を経て、転職活動約1年かけた決断

こんにちは。
今回は東京での転職事例を紹介します。

求職者は30代男性、美術大学を卒業後、広告制作プロダクションに入社。
デザイナーとしてスタートしてから、現在は同社にてアートディレクターとして活躍していました。
在籍していたのは広告代理店請けの仕事が多い広告制作プロダクションでしたが、彼は直接取引の案件が多く、自分でクライアントと打ち合わせをし、企画・制作・ディレクション全てを担当していました。

現状の会社に不満があったわけではない様ですが自身の今後のキャリアを考えた時に、よりキャリアアップできる環境はないかと弊社に相談にきました。

彼が今回転職を希望するにあたって、2つの軸がありました。
1.広告代理店でのクリエイティブディレクターへのスキルアップ
2.紙媒体だけではなくデジタル領域など、業務の幅を広げたい

彼はグラフィック領域においてのスキルは高く、制作会社からは引く手あまた。
しかし現職とあまり変わらないポジションは彼の希望とは反しており、彼の希望とすり合わせ、デジタル領域もできるWeb系の制作会社をいくつか紹介し、3〜4社から内定をもらいました。

ところが、彼の現職の仕事が落ち着いていない事やライフイベントの変化があり、最終的な条件の調整が折り合わず、全ての内定を辞退して一旦転職活動を停止しました。

「数か月後であれば落ち着く」と聞いていたのでその時期に改めて連絡をしたところ、本腰を入れて転職活動を再開すると返事をもらいました。

ちょうど同じ時期に、とあるハウスエージェンシーがアートディレクターを求めていました。
当初の彼の転職の軸とずれてますが、制作会社からハウスエージェンシーという点でキャリアアップになる事、生活面で年収等の譲れない条件がある事から、安定性の高いこの企業を紹介しました。

以前の彼であれば、広告代理店に行けてもクリエイティブディレクターにキャリアアップ出来なければ応募しなかったことでしょう。しかし彼をとりまく環境の変化は転職活動においての優先度を変えて、今回は応募を決めました。
結果、この企業で取り扱う業務内容と彼が現職でやってきた業務内容に親和性があり、確実に彼の技術が活かせると企業から評価され、無事内定を獲得。彼も今の希望にマッチしていたので、内定を受諾しました。

転職活動にかかる期間は人それぞれですが、平均3〜4カ月といわれています。
しかし、激務に追われている制作会社のクリエイティブ系職種の方たちは、なかなか時間を取ることが難しく1年〜2年かけて転職先が決まる方もいます。彼もその1人でした。

その時一番いい条件の転職先が決まるという、このような条件でのマッチング事例もあります。
自分にとって、今何を一番注視している条件なのかを臨機応変に見つめ直すことも大切です。

皆様も是非ご参考にしてください。


◆Web・広告業界向け転職支援サービス◆
T.Y.Mコーポレーション 代表取締役 松田智久


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